天道流について

流祖は斉藤伝鬼坊です。5百数十年前に天流を編み出しました。後に天道流と言われ、数年前に亡くなった三田村武子宗家は16代目でした。天道流は天真正伝香取神道流の流れをくむ流派で、現在では薙刀術が有名ですが、剣術、杖術、二刀、鎖鎌などが伝承されています。戦国時代は騎乗の敵と戦うためになぎなたが用いられましたが、江戸時代になって平和な時代になると、なぎなたは女性が主に使うようになったため、現代ではその面だけが強調されています。しかし、もともとは男性が使っていました。古来から伝承されてきた武術は日本だけではなく、世界の文化遺産であると思います。現代の私たちにも通じる普遍性があるからこそ、数百年も生き残っているのだと思います。